システム会社として、様々なシステムの保守運用を行っている中で避けて通れないのが、システム障害発生時の対応です。

 

これまでも、障害発生時に障害が拡大しないように適切な行動をとれる、障害が再発しないように防止策を取る、障害発生時の発信メールを受け手にとってわかりやすい内容で作成するなど、実際の事例を使いながら、気づき、確認するといった取り組みをしてきました。

今年度は、新型コロナウィルス流行で、集合することが難しいため、オンライン会議で、管理職を対象とした障害対応学習会を2回に分けて開催しました。

 

学習会では一度発生した障害は、同じことを繰り返さないように再発防止までを確実に行うことはもちろん、障害発生時の状況、原因、再発防止を正確に記録することも重要です。全員がその意識を持つためにはどうしたらよいか、管理職メンバーでディスカッションしました。

話題にあがったのは、コロナウイルス対応での在宅勤務(テレワーク)について。弊社事業の関係者、担当者の所在がバラバラである状況で、迅速かつ的確な障害対応を実施するために、社員が苦労したこと、工夫していることについて、参加者に伺ったところ、ビジネスチャットツールの「Microsoft Teams」が、障害対応で大きな威力を発揮し、障害の状況をチャット機能を使い、グループ内で共有、確認しながら対応を進めているため、在宅勤務でも、障害対応を行う上での難しさは感じないと云います。

 

学習会を通して、障害管理について、再発防止対策の検討、実施を支援するために、長年積み上げてきた障害情報のデータベースを、より活用しやすい形にしていくことが、今後の課題であることを再確認しました。