2009年入社 開発事業部事業システム1部 部長

千葉県佐倉市出身です。大学では化学を専攻していたので、システムの知識は全くありませんでした。 前職のユーザ系システム会社でサプライ系のシステムを担当した際に、初めてシステムに触れました。 仕事もプライベートも大事にしていて、夫と二人の息子と一緒に毎年スノーボードにいくことが楽しみです。 会社では事業部のメンバーとの懇親会で気分転換をしています。

1.どんなお仕事をしていますか?

カタログ事業とギフト事業のシステムの開発・保守・運用、インターネット事業を行っています。

部長就任後、これまで携わってきた、通販事業システムの業務の他、インターネット事業システムの開発、プロジェクト管理、運用保守も加わりました。上司としてある目標に向かってどのようにたどり着くか、計画・調整しながらメンバーを引っ張っていくのが主な役割です。日本生協連の業務部門とコープ情報システムの皆で協力し合い、皆が迷わないように情報連携を行いながら問題解決をしながら仕事を進めています。

また今後は日本生協連の中長期的な事業展開、会員生協の事業展開も視野に入れてシステム提案・構築を対応できたらと思っています。

2.仕事の面白み、難しさを教えてください。

システムを利用する側、システムを開発・運用する側の両者無理のない中間地点を見つけていくことが、この仕事の面白みであり、難しさでもあります。 そのため、仕事を行う上では、常に「選択肢を複数用意する」ことを心がけています。 一つの事象に対し複数の手段を考え、提示することで両者の優先事項を兼ね備えた提案ができると考えています。長期スパンのスケジュールを考えるのですが、5年10年の再構築を考えるのはやりがいがありますし、そこに面白みを感じます。しかし、課題が多いのは事実です。技術的なリソースや調整を行うにあたって、より深い知識が必要だと感じています。ベースの知識は増えましたが、まだまだ足りないなと感じます。より深く知識を構築していくために以前よりも勉強をするようになりました。上長クラスの方々は勉強熱心な方が多く、対等にお話ができるよう、より勉強に力が入ります。

3.産休・育休明けで復職するとき、どんなお気持ちでしたか?

復職するときは「やった!仕事ができる」という嬉しさがありました。 その一方、子どもが保育園に行きだしてから体調を崩したときには、心配でセンシティブになった時期もありました。 仕事は調整が効いたり、シナリオどおりに動いたりする面がありますが、子育ては突発的な出来事が多くあります。 計画を立てても、子どもの調子で全てが変わってしまい、子育ての難しさを痛感しました。
とりあえず今の仕事を続けてみたらどうか、との夫の励ましもあり続けていくことを決めました。 仕事が大好きで仕事は人生の一部だ、と思っている私を理解してくれる夫に感謝しています。

4.子育てと管理職を両立するために、どんなことを意識して働いていますか?

以前、グループマネージャーに就任した際は子育て真っ只中でした。

現在は部長に就任し、子供も大きくなったこともあり、子育てから少し手が離れ、今では長男が下の子の面倒をみてくれたりと、とても助かっています。

他のメンバーが急用でお休みしても、仕事が円滑に回る環境づくりを整えたり、短時間の打合せを多くすることで、メンバー間の意志疎通を図り、問題が生じたらメンバーを集め、ユーザーさんが実際に使っている画面や資料を見て、できるだけその日のうちに解決しています。内容によりますが、明日で良いものは今日はあえてせず、優先度を明確にして仕事に取組んでいます。

上司として意識していることは、部下が話しやすい環境を作ってあげること。

意識して明るく元気に業務を行うようにしています。忙しそうにしていたり元気のない上司に話かけたい、相談したいとは思いませんよね。そういったことを意識して情報連携を怠らず、コミュニケーションロスや仕事のムダを省くように心掛けています。そして部下達が『成長できる会社』だと思ってほしいです。

5.この会社の魅力を教えてください。

相談しやすい環境だと思います。こちらから発した意見に対してきちんと受け止めてくれますし、様々な目線でアドバイスやご指摘をいただけます。

また、上司が動くようなことではないと思っていても、自ら動いて部下に指示をしたり、他部署に相談したりと、とても頼りになります。私は今まで上司にとても恵まれていたと思います。

自分のできる事は運用・開発に関わらず積極的にやっていきたいと思います。開発と運用の垣根が低い環境だからこそ、子育て中の私が管理職としてやっていけるのだと思っています。

6.上司(事業部長)からのコメント

部長の優れている点は、状況把握力と責任感。そして判断が早いこと。決して何でもできるスーパーウーマンでは無いと思いますが、判断を早くするための経験値の貯まり方が凄いと思います。まだまだ伸びしろがあります。

GMから部長になって当然仕事の内容は変わりますし、振る舞いも「部長として」になります。しかし、仕事に向かうスタイルは特に変わっていないと思います。ただ、部下を連れて食事に行くことが増えたかも知れません。

また、ママ視点が仕事に活かされていると感じることは、消費者として売り場(特にECサイト)をシビアに見ているところや効率の良い働き方を意識しているところでしょうか。子育て中の社員にも配慮したマネジメントができていると思います。そして、一緒に仕事をしていて気づかされることがあります。

部下に厳しく指導している場面を見ることもありますが、仕事で認め合う関係が先ず根底にあり、GMを筆頭に信頼できる仲間がいてくれる、子育て中の自分の事情を理解し気遣ってくれる、だから頑張ろうと思えるし、自分がやっていけるのは仲間のおかげと感謝できるのだと思います。基本的なことなのですが「ちょっといいですか?」で始まる会話が、本当にちょっとで終わるところは見習いたいと思います。これもご本人の仕事スタイルだと思いますが、うまくやるにはいくつかのスキルが高くないとできないことなのです。子育てと仕事の両立は大変だと思いますが、部長としての経験を積みながら見識をさらに広げ、生協事業の改革を牽引する存在になってもらいたいと思います。

インタビュー時:2019年